
妊娠がわかり、大喜び!
辛かったツワリが終わり、楽になった喜び。
どんどん大きくなるお腹の成長に喜び。生きていることを感じる胎動に喜び。
しっかりしてきたエコー写真に喜びを感じ。
無事に臨月に入り、もうすぐ会える、いつでも会えるという喜び。
予定日近くなりやっと、短かったよな長かった10ヶ月が終わり、赤ちゃんに会えて最高の喜び。
妊娠中はツワリや思い通りに動けない辛さもあるけれど、喜びはそれ以上!
妊婦さんって本当に幸せですよね。
さて、かわいいかわいい我が子に会えたのも束の間・・・
お母さんは赤ちゃんのことで大忙しです。
ちょっと待って!!忘れていない!?
骨盤矯正!!!
ここでは、産後の骨盤矯正の効果についてお話します。
Contents
産後の骨盤は開くのは知っているけれど、なぜ?
赤ちゃんが通るために骨盤が開く。産後は骨盤が開くことはママさんならだれもが知っている情報です。でも、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
そもそも骨盤は日常生活では、ほとんど歪むことはありません。骨盤のしたの方にある仙骨と呼ばれる骨がほんの少し上下に動くだけです。
骨盤ってどうなっているの?
骨盤は人体の中心の大きな骨です。
仙骨とその先にある尾骨、左右に大きな2枚の寛骨が組み合わさってできています。
お尻の真ん中に仙骨という骨があります。尾骨とは、お尻のしっぽのあたりを想像して、お尻の割れ目から少し上になぞった時にわかる硬い骨のことを言います。
寛骨は、腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨から成り立っています。
腸骨とはいわゆる腰骨のことで、自分でも簡単に触ることができます。恥骨はアンダーヘアのしたの方にある少し硬い骨です。坐骨は、座った時にお尻のしたに手を退くと触ることのできる骨です。
各骨を靭帯がゴムのような役割で骨同士をつなぎ合わせています。
妊娠すると何が起きる?
妊娠すると『リラキシン』という靭帯を緩ませるホルモンが分泌され、赤ちゃんを生むための準備として骨盤が少しづつ開くように命令されます。
一昔前だと、掃除や洗濯、家事も全て手作業で、日常的に上下運動や、歩行をし骨盤を支えている靭帯が鍛えられていました。しかし最近は、便利な世の中です。車や電車で移動するため歩くことが減りました。掃除は掃除機、洗濯は洗濯機、洗い物は食器洗い器。便利な世の中になってしまい、靭帯や筋肉がとても弱くなっています。
そこに、赤ちゃんがどんどん成長し、お腹が大きくなってきます。すると弱い靭帯や筋肉ではしっかりと骨盤を支えることができず、背骨が前に倒れてしまいます。それを支えバランスと取ろうとすると、反り腰になってしまい腰痛などを引き起こしてしまいます。
出産時の骨盤はどうなるの?
出産時は人生で最も骨盤が開く時です。
赤ちゃんは細い産道を通るために、頭蓋骨同士を重ね合わせ、頭を小さくして産道を通ります。同時にお母さんはあかちゃんが通るための道を広げてあげる必要があります。この時、実際に緩んでいるのは、骨盤の骨同士をつなげている筋肉や靭帯です。
骨盤が開くと言われると、骨が柔らかくなったり骨が開いたりするイメージを思い浮かべますが、実際は骨自体は変形していません。
赤ちゃんが産まれることはとても大変なことです。産後のお母さんは、骨盤周りの筋肉や靭帯に大怪我をしたことと同じと言われています。
産後に異常を感じた人はどのくらい?
産後に身体に異常を感じる人は出産した人の90%以上と言われています。
ほぼ全ての出産経験者が身体の異常を感じています。
私自身、一人目の出産時は、なかなか生まれず、助産師さんが私にまたがり、お腹を押して生まれてきました。そのため骨盤どころかオシモがビリビリに避けてしまって、一週間は痛み止めを服用しないと動くこともできず。1ヶ月,
円座生活でした。
つらかった1ヶ月の痛みが収まると、次は膝がガクガクになり階段の上り下り、子供を抱っこしたまましゃがむことができなくなりました。また、尾骨が痛くて仰向けに寝ることが出来ませんでした。
二人目出産時は、完全に骨盤がゆるゆるになりました。骨盤ベルトを締めていないと歩くときに足がカクカクなり、歩き方もおかしく、大きくO脚になってしまいました。
出産後の痛み ママさんたちの悲痛の声
出産後に、実際にどんな異常を感じているのでしょうか。
うでと肩が痛み、首の左右がジンジンとします。熱を持ち、夜中に覚める日々が1ヶ月近く続くので整形外科を受診しました。しかし、レントゲンでも骨の異常はありませんでした。 |
股関節が痛み、歩けなくなりました。病院にいっても日にち薬で治すしかないと言われました。 |
膝が痛くて歩けません。痛くても泣いている子供を抱っこし、あやさないといけません。座って抱っこでは泣いてしまうので痛みを我慢してひたすら抱っこするしかありません。 |
もともとあった腰痛が悪化しました。鈍い痛みが突き刺さりました。授乳をするときの姿勢がとても辛いです。 |
誰もが経験する産後の身体の不調です。きっと産後なので骨盤周りが原因だろうと感じていても、赤ちゃんがいるので病院や整体に行くのも一苦労です。
そこで、自宅でできる骨盤ケアをすることをおすすめします。
産後の骨盤矯正はいつからやると効果がある?
骨盤矯正は、出産で大怪我をしてダメージを負った骨盤周りの筋肉や靭帯へのリハビリです。
怪我をしたとき、リハビリは少しでも早いほうが回復が早いですね。産後も少しでも早くケアすると効果が出やすくなります。しかし出産による疲れが溜まっているので無理のないように骨盤ケアをしていきましょう。
効果的な骨盤矯正3種類とは
骨盤矯正には効果的な方法が3つあります。
- ベルトなどの骨盤矯正グッズによる矯正
- 整体、整骨院
- ストレッチ
骨盤矯正グッズによる矯正
骨盤矯正グッズには、ベルト、サポーター、ガードル、ショーツ、クッションなどがあります。
矯正グッズは圧着により骨盤をギュッと締め、骨盤の位置を固定し、正しい位置に戻すためのサポートをしてくれる効果があります。
赤ちゃんがいても簡単に取り入れることができるのがお勧めです。忙しい育児の合間を縫わなくても常時着用するだけで効果を発揮するものもあります。しかし産後の身体はデリケートなため、圧着により気分が悪くなる等のデメリットもあります。体調への配慮が必要となります。
整体・整骨院による矯正
産後のママの身体のことを詳しく知っている整体院や整骨院がお勧めです。専門でされているところもあるので一度通ってみるととても気持ちがよく、コリが解される癒しの時間になります。忙しい育児の疲れを癒し、自分だけの時間がゆっくり流れていくのでリラックス効果も期待でき、日々のストレス解消にもつながります。
しかし整体や整骨院は持続が大切です。小さな赤ちゃんを連れてきてもOKの場所もありますが、赤ちゃんを連れておでかけをするのは一苦労です。泣いてしまうと申し訳ない気持ちになるし、心配です。夫や両親に預けることもできますが、生まれたばかりの赤ちゃんをお任せするのは心もとないです。
また、自分の思った時間に予約がなかなか取れないこともあります。
ストレッチによる矯正
産院でも、出産した初日から簡単なストレッチの方法を教えてくれます。寝ながらできるヨガやストレッチで筋肉を鍛えて衰えた筋肉を復活させます。
しかし、出産したのも束の間、産院って実はとってもハードです。赤ちゃんがなくと授乳のために呼び出されたり、出産祝いのために知人が訪れたり。疲れているから睡眠も欲しいところ。なれない場所ではじめての赤ちゃんの世話をしながら過ぎていく時間はあっという間。
入院が終わり自宅に帰ると次はだれも手助けしてくれません。はじめての育児と、たくさん溜まった家事を片付けながら日々忙しく生活するのがお母さんです。
簡単ストレッチ!!なんて言うけれどそんな時間はなかなか取れません。
産後の骨盤矯正は効果なし?
産後は半年ほどかけて、ゆっくり骨盤はもとの状態へと戻っていきます。伸びてしまった靭帯が元に戻るのにかかる時間が6ヶ月と言われています。そのため、産後6ヶ月以内に骨盤ケアをすることが大切です。
産院では、産後最低1ヶ月は必ず毎日骨盤ベルトを着用するように勧められました。
産後の骨盤は自身の力で戻ろうとしています。怪我をした時も放置していても、血がでなくなり自然に治ります。人間には自然治癒力があるので骨盤も同じように自然に戻ろうとします。
しかしケアをせずそのまま放置していると、戻ろうとする骨盤が、日々の生活の体の歪みによって正しい位置に返ることができず、左右ずれた状態になってしまいます。
怪我をしたとき、早く治る傷パットを使用するように、骨盤も早く正常な位置に戻れるようサポートをしてあげましょう。
骨盤ケアを怠るとどうなるの?
骨盤ケアを怠ると、骨盤周りの筋力低下に伴い、内蔵が落ちてきてしまいます。落ちてきた内蔵によりぽっこりお腹につながります。また、代謝が悪くなり痩せにくい体になってしまうことで産後太りの原因にもなります。
また、筋力が低下することにより、くしゃみや咳で発動してしまう困った尿漏れの原因にもつながります。
ぽっこりお腹に、産後太り、子供が生まれた喜びと引換に女性であることを忘れたくありませんよね!
出産は女性の人生で最大の大仕事です。大変な出産から明けた人生が、悲惨にはなりたくないです。産前の若かりし頃の体型を懐かしむよりも、産後も維持できるプロポーションを作っていきたいところです。
おすすめ産後の骨盤ケア方法
以上のことから、わたしが試したおすすめの骨盤ケアは『骨盤矯正グッズ』での矯正です。
慣れない育児、泣いたら抱っこの赤ちゃんの世話と家事をしながら、テレビを見る余裕もなかった私には、ストレッチをする時間があれば、寝たい!!ということで、ストレッチは続きませんでした。
実家が遠く、頼る人もいない私は、もちろん子供を連れて整体に通いましたが行き帰りの疲労と金額に断念しました。
しかし骨盤矯正グッズだけは毎日続けることができました。というより、続けないと身体が持ちませんでした;
私が使っていたのは、産院でもおすすめされた骨盤ベルトです。
マジックテープ式で、装着も1分以内にできます。忙しくてもこれなら続けられますね!
効果を最大にするケアのポイントは?
産後の骨盤ケアで効果を得るために大切なことは、
- 締める位置を間違えないこと
- 左右が同じ位置になるよう戻すこと
骨盤ベルトを使って締める位置は、骨盤ラインにある身体の横の股関節の付け根あたり。大転子と呼ばれるところです。
ここを左右均一に、高さが同じになるように締めます。ベルトを締めるときは鏡の前などで確認しながら行うと正しい位置に装着することができます。
まとめ
かわいい我が子にやっと逢えて、喜びも束の間、忙しい育児と家事に追われるママさんたち。追い打ちをかけるように、骨盤の開きからくる身体の異常が現れます。
私はこんなに頑張っているのに何故!?と時々自分を責めてしまうことも。でも、大丈夫です。ほとんどの出産経験者が経験することです。
痛みが現れる前に、痛みを最小限に抑えるために産後の骨盤矯正の効果を信じて早めにケアをしましょう。
ですが、産後の体はとてもデリケートです。個人の判断で無理をせず、必ず専門家の意見をお聞きし、自分にあった骨盤ケアの方法を習得しましょう。
健康面で身体に不調が出ないために、美容面でもスタイルが維持できるように、忙しい中でも日々の努力を忘れないママでありたいですね。