寝てばかりいた新生児のときとは違い、起き上がり行動出来るようになると、さまざまな行動をしてくれます。
危ないこと、やってはいけない事、これから教えてあげることがたくさんあります。

ここでは、かわいい赤ちゃんのしつけをいつからするべきかを考えていきたいと思います。

赤ちゃんのしつけはいつからするべき?


赤ちゃんは見るもの全てが新しく、まだ知らないことばかりです。
そんな赤ちゃんに対してしつけは必要なのでしょうか。

 

こんな記事を読んだことがあります。
海外で生後間もない赤ちゃんに、ミルクをあげるときの実験の記事です。
生後2~3ヶ月の赤ちゃんに対して、ミルクの時間になると右手を挙げさせ、ミルクをあげるという動作を教えました。
すると、1ヶ月後にはミルクが欲しくなると手を挙げるようになったそうです。

 

赤ちゃんは言葉を発することが出来ませんが、ちゃんと学習しています。
この実験から、どんなに小さな赤ちゃんでも学習し、実践できると言うことが分かります。
ですので、赤ちゃんの時から、しつけとして色々なことを教えてあげるのも有効です。

心のありかたは3歳までに決まる

「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。

3歳までに培った性格は100歳になっても変わらない、という意味です。

 

身体の成長は18~20歳頃まで続きますが、脳の成長は3歳で80%、6歳までに90%以上完成します。

つまり、その人の土台となる考え方や性格は、3歳ころまでにほとんど完成するのです。

 

アメリカの研究でも、「三つ子の魂百まで」を証明する研究結果がでています。

アメリカの研究機関は長年にわたり270人以上の親子を子供の誕生から追跡調査。

その結果、癇癪を起したり乱暴的だったり問題行動をおこす子供は、乳幼児期に親が育児に消極的だったケースが多いことがわかりました。

 

昔の人は経験則で、3歳までにどう過ごすのかで、その後の人生がどう変わっていくかを知っていたのですね。

赤ちゃんのしつけの方法

大人が食事をする前に「いただきます」と手を合わせることと同じですね。

食事の前に手を合わせていただきますと言うことは、「しつけ」として強く叱られたり強制させられ覚えたと言う経験はないと思います。

赤ちゃんへのしつけは、無理をしてたたいて覚えさせるものではなく、生活の一部として教えられるものばかりです。

 

・朝起きたらパジャマを脱いでお洋服に着替えましょう
・ご飯を食べるときはイスに座って食べましょう
・ご飯を食べる前には手をあわせていただきますをしましょう
・飲み物を飲むときは座って飲みましょう
・ご飯を食べた後は歯磨きをしましょう
・おもちゃは投げるものではありません
・お外に出るときは帽子をかぶりましょう
・お外を歩くときは靴を履きましょう
・何かをしてもらったときはありがとうを言いましょう
・毎日清潔を保つためにお風呂に入りましょう。
・寝る前にはパジャマに着替えましょう

 

当たり前の生活の一場面も、教えているつもりはありませんが、これもしつけの一部です。
しつけはいつから行うべきか悩んでいましたが、実は身近なところでしつけが無意識に行われていました

しつけと言うとダメなことを正すと言うイメージがあるかもしれません。
しつけの意味を調べてみると

しつけとは、教育することと言い換えても良いが、教育一般よりも生活全般に根ざした、更に根源的な事柄にまつわる部分を教えていく行為を指す。
特に言葉が理解出来ない幼児の教育に関しては、様々な態度で接することで「やって良いこと(=誉められる)」「やってはいけないこと(=罰せられる)」の区別をつけさせることでもある。
となっています。

生活するうえで人にかけてはいけない迷惑についてや、世の中の常識を教えてあげることです。
そう考えると、日ごろから子育てをしている時点でしつけになります。

両親の愛情がなによりのしつけ

いつも一緒にいるお父さんやお母さんが笑顔で赤ちゃんに接し、愛情を注ぐことが何より大切です。
日々の生活の中で赤ちゃんとの信頼関係を築きましょう。

 

赤ちゃんの頃に一番近くにいてくれる両親との信頼関係を築くことが出来ていれば、将来大きくなっても信頼関係の築き方を学んでいけます。

 

信頼関係を築くことが出来る子は、社会の生活で困ったことがあっても、必ず誰かが助けてくれます。

信頼することで間違いを正してくれる人が出来、信頼しているからこそ間違いを正してくれる人の言葉を素直に受け入れることが出来るのですね。

年齢別のしつけ方法

0歳

0歳代は、早寝早起きや決まった時間に離乳食を食べたり、お風呂に入ったりなど、規則正しい生活リズムを築くことが第一です。

生活リズムが整っていると、その後のしつけもとっても楽になりますよ。

 

また、赤ちゃんの目をみて声をかけながらお世話してあげましょう。

赤ちゃんはちゃんと話しかけられたことを記憶として蓄積します。

たくさん話しかけられて、たくさんママやパパに触れられて育った子は、精神的に安定した子になるという研究結果もでています。

 

 

1歳

1歳頃は、言葉を覚え始める時期です。

「ありがとう」「いただきます」など挨拶から教え始めましょう。

この時期は大人を真似るのがとっても上手。

ママがお手本を見せてあげると、すぐにマネっこしてくれますよ。

 

また、歩き始めて行動範囲が広がる頃なので、「道路に飛び出さない」「危険なものを触らない」など、危険を回避することを教えましょう。

注意するときは、怒鳴らず目をみて真剣な声で注意すればきちんとわかってくれます。

まだ言葉がハッキリ分からない頃なので、大きな声で怒鳴ると、「怖い!」という記憶しか残りません。

 

 

2歳

2歳代はイヤイヤ期が始まる頃。

ママやパパの忍耐力が試されます。

「あれがイヤ!これがイヤ!」という場面が多くなってきます。

そんな時は叱るのではなく、子供の気持ちに寄り添って「○○くんはこれがイヤだったんだね。ママが少し手伝おうか?」など声をかけてあげましょう。

ここで、怒鳴りつけて放置したりすると、親子の信頼関係が崩れてしまいます。

 

イヤイヤ期についてはこの記事で詳しく書いています。

参考:『うちの子は大丈夫?イヤイヤ期のひどい子の特徴と対処方法とは?』

 

 

3歳

なんでも「自分でしたい!」と頑張る時期です。

危険じゃないことはなるべくやらせてあげましょう。

この頃は、子供の自立心を育てる大切な時期でもあります。

イライラしてなんでもママやパパが先回りしてやってしまうと、子供の挑戦する心が育たなくなりますよ。

 

また、片づけを習慣化させることも覚えましょう。

自分の遊んだオモチャを箱に入れる。

くつは揃えて脱ぐ。など。

オモチャや絵本は、片づけの場所を決めて子供にわかりやすくしておきましょう。

そうすれば「遊んだ後はあそこにしまうんだ」と、親に言われなくても自然と片づけるようになります。

今まではママにやってもらっていたことを自分で出来るようになるのが自立の第一歩です。

 

片付け方法については収納道具なども紹介して、この記事でわかりやすくまとめています。

参考:『子供のしつけはいつから?かたづけは一歳からでもできる』

赤ちゃんをしつけるために絶対にやってはいけない3つのこと

1.たたくこと

小さな赤ちゃんが言うことを聞かない、泣き止まない、お行儀が悪いなど、大人から見て常識から外れたことをしていても決してたたいてはいけません。
赤ちゃんはすべてのことがわかりません。
昔はたたいて教えることは教育上仕方のないことと思われている部分もありました。
近年では、幼いころにたたかれた経験が将来たたく子になる、将来虐待する親になるといわれています。
たたくことで教えているのではありません。

赤ちゃんをたたいてしまうと、たたくことを教えてしまっているのです。

 

 

2.強く叱ること

赤ちゃんはまだ言葉の意味を十分に理解することができません。
それなのにお母さんがとても怖い顔でしかりつけてしまっては、ただの恐怖でしかありません。
何が起こったのかわからず、叱られた赤ちゃんは怖い顔を見てさらに泣き出すでしょう。

あまりに怖い顔で毎日怒っていてはせっかく築いてきた信頼関係も、意味がありません。強く叱らなくても根気よくダメなことを教えていると赤ちゃんは必ずわかってくれます。

 

 

3.長時間放置する

赤ちゃんが泣いているときはお母さんもイライラしてしまうからその場を離れて頭を冷やしましょうと言われます。

短時間だと大丈夫ですが、長時間泣いている赤ちゃんを放置してはいけません。

 

泣いている原因を探らないとどこか体の調子が悪いのかもしれません。

泣きながらのどに何か詰まらせるかもしれません。
泣いても泣いても誰も助けてくれない赤ちゃんは、泣くことをあきらめます。
泣いても無駄なのだとわかると泣くことをやめてしまいます。

これがサイレントベビーです。
サイレントベビーになると心を閉ざし、言葉を発することも忘れてしまいます。

赤ちゃんをしつけるためのポイント3つ

1.赤ちゃんとの信頼関係

日ごろのお世話で必ず信頼関係を築いてください。

赤ちゃんは何もわかっていないようですが、しっかり色々なことを吸収しています。

 

赤ちゃんの頃にお母さんがよく歌ってくれた歌を覚えていて大好きな歌になったり、お母さんがいつもしてくれるほっぺにチューや笑いながら名前を呼んでくれるなどの行動が安心感につながります。

反応のない新生児のうちからたくさん声掛けをしながら、スキンシップを楽しみましょう

 

私は、独り言が苦手なのですが、赤ちゃんが生まれると新生児のうちから赤ちゃんが起きている間はひたすら声をかけていました。

「今日は暖かいね~。おはよう、おむつを替えますよ。」
おむつを替える時も、自己流の歌をたくさん歌いながら交換しました。
ひたすら手遊びをしたり、話しかけ、話すことが無いときは歌を歌ってあげていました。

 

そのおかげか、男の子ですが、2歳になる前にはおしゃべりが上手で周りから驚かれるほどでした。

カード遊びをしても、犬やリンゴの輪郭で切り取られた表にイラストが書いてあり、裏は英語とひらがなの読みを書いているカードの裏をみただけで「犬!リンゴ!」など言い当てました。

一度見たもの、教えた名前は一度で覚えてしまいます。
4歳になる前にほぼすべてのひらがなを読めるようになりました。
私はひたすら話しかけたおかげだと思っています。

私の子育ては極端ですが、赤ちゃんはちゃんと聞いているので、こまめに話しかけスキンシップをとることは成長への大きな栄養につながっていると思っています。

 

 

2.赤ちゃんは何もわからないもの

赤ちゃんんはすべて初めてのものばかりです。

見るもの、聞くもの、触るものすべてが初めてです。
なのでどのように扱っていいのかわかりません。

色んな事を経験しながら覚えていく、点と点をつなげるために「点」をたくさん学んでいるところです。

 

自分を赤ちゃんに置き換えてみましょう
自分が新しいことをするとき、何もわからない状態で失敗したことを、先輩や上司に怒られたらどんな気持ちになるでしょう。
何もわからないのに!教えてくれていないのに怒られて腑に落ちない!!と思うのではないでしょうか。

 

赤ちゃんもきっと同じ気持ちです。

赤ちゃんはなにもわからないのです。
赤ちゃんの気持ちになって考えてみると、何もわからないことをこんなに小さい子が一生懸命学ぼうとしている姿が、いとおしく感じるでしょう。

 

 

3.危険なことは体を張って教えましょう

まだ赤ちゃんのしつけとしてしかりつけることはよくありません。
ですが、けがや命の危険性があるときは特別です。

そんな時は、だめだということを伝えなければなりません。
赤ちゃんが危険なことをしたときは、きちんと手をとめて教えてあげましょう。

 

危ないものを口に入れたとき、危険なものを振り回したとき、高いところに上り落ちそうになったときなど、けがをしたり命の危険にかかわることがあればすぐに教えてあげましょう。

 

お母さんも作業の手を止め、赤ちゃんの手を握り目を見つめましょう。

そうして、少し低い声で「○○は危ないから○○してはだめだよ」とわかりやすく簡潔に伝えてあげましょう。

 

いつもとは違った低い声で話すことで、お母さんが怒っていることが伝わります
いつもと違うお母さんを見ると、なにか大変なことをしてしまったのだということが赤ちゃんでもわかります。

大人のぶれない姿勢が大切

子供をしつける時に、よくありがちなのが、ママとパパとでしつけの方針が違う、ということ。

全く違うしつけをそれぞれ子供にしていると、子供は混乱します。

なので、あらかじめパパとママでしつけの方針を決めておく必要があります。

それには、夫婦の話し合いが必要になります。

 

そこで重要なのは、「相手のしつけを否定しない」ということ。

 

しつけというのは育ってきた環境で変わります。

どちらかが間違いというものではないのです。

どちらも正しいので、一概には「こう!」と言えるものではありません。

 

しつけの場合、子供のためを思ってやっていますし、自分が長年当たり前にやってきたことが「そんなのおかしい!」と言われたら誰だってムカッときますよね。

 

例えば、好き嫌いが許せないパパが、ピーマンキライな子供に「全部キチンと食べなさい!」と怒っているとします。

あまりに嫌そうに泣く子供を見て、そこまでしなくても…と思ったママは「そこまでしなくていいんんじゃない?!」と反論。

結果、夫婦でケンカになってしまう…ということ、よくありますよね。

 

ではこの場合そうすればいいのか?

まず、「そうね。ピーマンは栄養いっぱいだし食べれるようになるといいよね。」とパパに共感します。

「ただ、いきなり全部は難しいからお肉と一緒に一口だけまず頑張ってみよう。私ももっと細かくして他の食材と混ぜてみたり工夫するから、そこからはじめてみようか」と代替え案を提案します。

こういう話し合いにすれば、ケンカにもなりにくくなります。

 

しつけは子供に意地悪を言っているわけではありません。

何故そうしなければいけないのか。何故してはいけないのか。

そこに必ず理由があるはずです。

子供にもその理由をキチンと伝え、本人に「どう思う?」と考えさせるのもいいですよ。

 

また、祖父母が「少しくらいいいじゃない」という気持ちで子供に接されると、日々積み重ねてきたことを崩されるママにとってはストレスになってしまいます。

ママとしての方針を伝えて、理解してもらえるといいですね。

まとめ

赤ちゃんは悪いことをしてしまってもまだまだ自分で何をやっているかもわかっていない状態です。そんな赤ちゃんにも毎日お母さんがしつけとしてしてあげられることは、たくさんの愛情を注ぐことです。

 

毎日たくさん話しかけ、微笑みかけて愛情を注ぐことで赤ちゃんがお母さんのことを信頼するようになります。信頼関係を築いていくことがなにより大切なことです。

信頼しているお母さんが危ないからダメということは、やってはいけない事なのだと赤ちゃんも分かってくれます。

しつけをしようと思わなくても、普段の生活をしていくだけで人に迷惑のかからないしつけや、日常の常識に関するしつけが自然に出来ています。
赤ちゃんの時期はあっという間に終わってしまいます。
貴重な赤ちゃんとの時間を大切にしていきましょう。

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