
現在わたしは、2歳のいやいや期真っ最中の子育て中です。
悪ぶれた様子もなく「イヤ」と毎日言います。とにかく「イヤ」が口癖です。
おむつを変えよう!「いや!」
ご飯食べるから片付けしてね。「いや!!」
「いやーだ!」
一度イヤイヤに火がつくと「いや~!!」と泣き出し寝転び、のけぞりかえるので抱っこもさせてくれない状態です。
しかし、「いやいや期と聞くけれど、うちの子の行動はいやいや期なの?
いつも嫌なことがあると泣いてばかりなので、いやいや期かどうか判断がつかない。」と思われる方もいらっしゃいます。
いやいや期なのか性格なのか、判断するのは難しいですね。
そこでここでは、イヤイヤ期の行動の特徴をまとめてみました。
いやいや期なのかどうか判断材料に使用してください。
Contents
いやいや期とは
2~3歳ごろに訪れる反抗期です。
・靴を履こうとしてもうまく出来ない。
・今はオムツ替えをしたくない。
・もっと遊びたい
・このお野菜は食べたくない
など、主に、自分の思い通りに行かないことが原因です。
イヤイヤに火がつくと、大声で泣き叫んだり、床に寝転んで泣いたり、何を言っても泣き止まなかったり・・・
とても大変な状況におちいってしまいます。
2~3歳の子が自分の思いを言葉で伝えるのが難しく、また親が言っていることが理解できないこともあり、激しく泣き親を困らせてしまいます。
いやいや期の主な行動として挙げられるものをみていきましょう。
いやいや期の主な行動の特徴
お食事編
・昨日まで好んで食べていたものを、急にイヤといい食べない
・食事中のに遊びはじめる
・自分の好きなものだけ食べる
・あまり食べていないのに、食べ初めてすぐにお腹いっぱいという
・自分のお皿にあるものは食べず、親のものを欲しがる
・食べなさいというと手に持っているスプーンを投げる
・机の上のお皿をひっくり返す
・食べ物を投げる
・おもしろくないが笑いだし食べることをせずごまかす
お着替え編
・「お着替えしましょう」といっても服を脱ごうとしない
・オムツを替えさせてくれない
・オムツを履かずに笑って逃げ回る
・「ウンチでた?」と聞くと「出てない!」という
・服を脱ぐのに、バンザイをしてくれない
・靴下を自分で履くといい履けなければ泣く
睡眠編
・眠たいサインを示すのに、眠たくないという
・お布団に入ると歌いだす、しゃべりだす
・もっと遊ぶと寝ようとしない
・お気に入りのお布団でなければ寝ない
・絵本を読み聞かせて寝ようとしても、「もっともっと!」と終わらない
・パパとは寝ない~!ママと寝る~!と寝る相手を決める
・眠たくてぐずる
・眠たくなると期限が悪くなる
お風呂編
・服を脱ごうとしない
・自分で服を脱ごうとして失敗すると泣く
・頭を洗うと大泣きする
・お風呂遊びばかりしてなかなか出ようとしない
・自分でやる!とポンプをずっと押しているだけ
・痛くないのに体を洗うと「イタい!」という
遊び編
・人のおもちゃを欲しがり、貸してもらえないと泣く
・暗くなったからお家へ帰ろうといっても帰ろうとしない
・気に入らないことがあると、おもちゃを投げる
・わざとおもちゃを散らかす
・積んでいた積み木がくずれると怒る、ぐちゃぐちゃにする
・お絵かきをしていて気に入った色がないと絵をぐちゃぐちゃにする
・自分の思い通りに動かないおもちゃだと怒る
その他生活編
・人と同じことをしたがる。させてもらえないと泣く
・お母さんが何かしてあげようとすると、じぶんで!と言ってやろうとするが出来ないと怒る、泣き出す
・自分のタイミングでやろうとしていたことをジャマされると怒る、泣き出す
・お母さんがダメよ!と怒るとたたこうとする
・寝返りをしていて、戻ることが出来なければ泣く
・スーパーなどで、自分が欲しいものを買って!とダダをこねる
・お友達をたたく、噛み付く
・何に対しても口癖のように「イヤ」と言う
・嫌なことがあるとイヤイヤ~!と泣き出し、手に負えない
・床や地面に寝転んで泣く
イヤイヤの原因
上記に示したようないやいや期の特徴がたくさんあります。
では、なぜいやいや!と反抗するのでしょうか。
いやいやの原因を探っていきましょう。
自分の意思を持つようになった
寝てばかりの赤ちゃんから、身体が自由に動かすことが出来るようになり成長しています。
いろいろな経験をすることで、自分の意思をもちます。
・この味はおいしくないから、あっちのほうが食べたい!
・今は遊ぶのが楽しいからお風呂に入りたくない!
・このおもちゃは楽しいから家に持って帰りたい!
など、さまざまなものを比較し、自分で選ぶことが出来るようになります。
今までは自分で選ぶ能力がないので、親の言う事を素直に聞いていました。
親のなすがままにしか行動できなかったのですが、考える力がついたことにより自分の思い通りに行かないといやいやが始まってしまいます。
こだわりがある
・スプーンはこれじゃないと食べられない!
・お洋服はお気に入りはこれ!
・自分のお靴じゃないといやだ!
・おもちゃのブロックは、ここにはめてこの形にしたい!
など、こだわりが強い場合があります。こだわりが強い子は、自分の気に入っているものや、やりたいことでなければ納得がいきません。
納得がいかないことがあれば、機嫌が悪くなり怒り出します。
自分の思いをうまく伝えられない
・お腹がすいた
・眠たい
・それはイヤだ
・こっちのほうがいい
など、自分の気持ちをうまく伝えることはとても難しいことです。
自我が芽生え、しっかりと意思があるのにもかかわらずどう言葉にして、どう伝えればよいのか分からずに歯がゆくてイヤイヤになってしまうことがあります。
特に小さな子は泣くことでしか、自分を表現できません。
親の事情を理解できない
急いでいるときに限ってイヤイヤが始まることがあります。
子供は時間の配分が分からないので、子供にとっては親の事情は関係ありません。
・お出かけするにはこの服は合わないの!(大人の事情:お友達と遊ぶから汚れた服では行けない)
・おもちゃは買ってあげられない(おもちゃばかり買っていては、家の中は片付かないし、お金がない)
・遊びはやめて早く寝なさい(遅くまであそんでいては、明日に疲れが残ってしまう。お母さんは早く寝かしつけをして家事をしたい)
・暗くなったら家に入りましょう(いつまでも遊んでいると寒くて風を弾く。夕食の準備をしなくてはいけない)
など、子供には親の「ダメ」の裏側にあるものを理解することができません。
いやいや期がない子
上記にまったく当てはまらない、いやいや期がない子もいます。
イヤイヤがない子はどんな子なのでしょうか。
こどもの性格
子供も個人でたくさんの性格の子がいます。小さな頃からとても穏やかな子は、嫌なことが少ないのでいやいや期がない場合もあります。
大人になっても、この人、いつもニコニコしていて全然おこらないな~と思う人はいますよね。
性格はいやいや期にも影響するので全員がいやいや期がくるとは限りません。
子供が二番目以降の子
上にお兄ちゃんやおねえちゃんがいる子のお母さんは、一度子育てを経験していて、いやいや期がどんなものかわかっています。
なので、もしいやいや期が来ても、「あ、いやいや期がきたな」と思い、心構えすることができます。
そのためいやいや期があっても軽いものに感じたり、いやいや期を苦痛に感じにくいので「いやいや期がない子」に分類される場合があります。
親がキツすぎる
いやいや期が始まってすぐに親がキツく子供を叱ったり怒鳴ることで、子供が恐怖心をもち心を閉ざしてしまうことがあります。
いやいやということで体罰を与えていると、子供は怖くなってもう二度とお母さんやお父さんに叩かれたくないと思い、自分を出さなくなってしまいます。
いやいや期がない子は、裏に虐待が潜んでいるかもしれません。いやいや期をなくされた子の可能性もあります。
まとめ
わが子にはいやいや期がないと思っていても、実は当てはまった方はたくさんいるのではないでしょうか。
いやいや期がないと逆に医師の診断が必要な場合もあります。
イヤイヤは大変ですが、子供の成長の証です。
わが子のイヤイヤの原因を少しでも理解し、いやいや期を乗り越えていきましょう。