生まれてから3歳ごろまでに定期的に受ける乳幼児健診のひとつに、1歳半健診があります。

 

1歳半健診(1歳6か月児健診とも言います。)では、9~10ヶ月ころの健診とは違って

確認する項目が一段と増えています。

運動や言葉についての反応を見る検査もプラスされるので、なんだかドキドキするお母さんも多いのではないでしょうか。

 

健診前に、区・市役所から届く問診票のチェック項目を確認していると

普段の子どもの発育・発達の様子や、健診内容で心配になったり不安になったりするかもしれません。

項目を確認するごとに一喜一憂し「〇〇ちゃんは、まだこれができないんだけど大丈夫かな?」と

不安になるお母さんも少なくないようです。

 

1歳半健診では、子どもの心と体の発育・発達の進み具合を診ることが基本になっていますが

その他にも、母子共々の健康のために、医師・看護師・保健師さん

そして、市区町村の担当の方にいろいろな相談をしたり、アドバイスを受けることができます。

 

それでは、1歳半健診では実際にどんなことをするのでしょうか?

1歳半健診の目的、健診内容、健診後などをまとめてみました。

都道府県や市区町村によって、多少の違いはありますが

ここでは一般的なものについてご説明していきたいと思います。

 

 

「1歳半健診」基本的な流れ

1歳半健診では、都道府県や市区町村によって多少の違いはありますが

事前に送られてきた問診票に保護者が記入し、それに沿って問診票の確認から始まります。

引き続き、身長や体重などの計測、歯科検診、子ども本人の心身共の発達の確認、そして診察という流れが基本的です。

1.問診票の確認

事前に保護者が記入した問診票を見ながら、保健師さんが一人一人個別に確認していきます。

 

・意味のある言葉を話すことができるか?

・簡単な言葉遊びができるか?

・ひとりで歩くことができるか?

 

などなど、まず始めに発達や発育についての確認をします。

そして次に、毎日の生活習慣(3回の食事・排泄・歯磨き・睡眠時間など)について確認していきます。

 

また、生まれてからはずっと予防接種が続きますので、そちらの接種済みのワクチンの確認もします。

 

次に聞かれるのが、お母さんの子育ての環境についてです。

子どものしつけや育児で迷ったり困ったりしたときに、夫に相談ができるか?

近くに相談をする友人や親族がいるか?

手助けをしてくれる人がいるか?の確認が重要になってきます。

 

その他には、お母さんが子どもについて心配事があるか?自分自身について心配事があるか?

なども確認していきます。

 

また、栄養士さんなどから栄養指導もしてくれるケースもあります。

食事だけではなくて、断乳、卒乳に関しての相談やアドバイスをもらえることもあります。

 

 

2.身長や体重などの計測

目に見えてわかる成長なので、これらも気になりますよね。

まずは、身長や体重を計測していき、成長曲線と照らし合わせて順調に成長しているかを確認します。

そして次に、視覚や聴覚を診たり、頭部(大泉門が塞がっているか)や腹部を確認したり

胸部の聴診(胸の音に異常はないか)、性器の視診、脚がX脚O脚になっていないか?

皮膚などの触診などを確認していきます。

 

 

3 .歯科健診

乳歯の数は何本か?

歯の生え方は正常化?

むし歯の有無。

口内環境は整っているか?

の確認をした後に、歯磨き指導などがあります。

 

都道府県や市区町村によっては、虫歯予防のためにフッ素を湿布してくれるところもあります。

 

 

4.診察

言語理解・言葉の確認では、まずは実際に子どもと会話をしてみて

意味のある言葉を話せるか?

どのくらい話せるのか?

会話のコミュニケーションがとれるか?

などを確認します。

 

次に、簡単な物の名前(ワンワンやブッブー(車)やお花)などを聞いて、それらが描いてあるイラストを見せて

きちんと指で差して応えられるか?を確認します。

これとは逆パターンで、イラストを見せてそれが何か?を言葉で話させてみたりもします。

 

その次には

「〇〇ちゃんのおめめはどこにあるかな?」

「〇〇ちゃんの頭はどこにあるかな?」などの質問に

きちんと指で差して応えられるか?を確認します。

 

その他には、その子どもの名前を呼んで振り向くか?をみたり

ちゃんと、自分の名前をわかっているか?を確認したりすることもあります。

そして「バイバイ。」と言いながら手を振ったときに、大人の真似をして「バイバイ。」といって手を振れるか?

なども確認します。

 

その他にも、積み木を2〜3個積めるか?どうかの確認もします

これは「微細運動」と言って、手や腕の筋肉を使って何かを操作する運動の確認になります。

 

最後に、歩行の観察をします。

実際に、少しの距離を一人で歩かせてみて

ひとり歩きがきちんとできているか?

歩き方がおかしくないか?

転びやすくないか?

などを観察していきます。

歩くと同時に、上半身と下半身の協調運動ができているか?の確認もしています。

 

※9~10ヶ月健診で心配だったことや、要経過観察・要治療になった事項なども、1歳半健診で再度確認します。

 

 

5.個別相談

子どもの発育や発達に少しでも不安を抱えている場合は

専門の知識を持った保健師さんや栄養士さんなどに

「個別相談」を受けることをオススメします。

 

当たり前ですが、子どもの発育や発達の状況は十人十色、ひとりひとり違います。

少しでもモヤモヤとした悩みがあるならば、一人で悩みを抱え込まずに

いろいろな人のアドバイスを受ければ、とても心強いものになります。

保健師さんや栄養士さんなど専門の知識を持った方とお話することによって

その子どもの状況に合わせたアドバイスやケアを提案してくれます。

 

こんな小さな悩みでもいいのかな?恥ずかしいな?と躊躇せずに、少しでもモヤっとしたことは

この機会にどしどし聞いてみてくださいね。

それまで気になっていたことが、一気に解決する方法が見つかるかもしれませんよ。

 

 

その他

お母さん達が一番不安に感じることは、たくさんのチェック項目を子どもがいつも通りにきちんとできるのか?

ということではないでしょうか?

しかし、こんな大勢の、しかも大人がいっぱいの場所で緊張しない子は

あまりいないのではないでしょうか?

 

先輩ママさんが、1歳半健診に行った時に感じたことや実例をいくつかご紹介します。

 

・まわりの子どもはみんなきちんとできているのに、うちの子どもは何もできなかった…といって

他の子と比べて落ち込まないようにしてください。

いきなりたくさんの人がいて、その光景にビックリして泣いて何もできないってことはよくあることですから。

 

・最初の問診の時までは機嫌がよかったけれど、体側の辺りから突然泣き出して、白衣を着たお医者さんとの話の時は

泣きじゃくり抱っこをしていないと大変でした。

でも、普段の家の様子を聞かれて話したら、特に異常がないとのことで一安心でした。

 

・人見知り、場所見知りが激しい子どもだったので、積み木も指差しも何一つできませんでした。

しかし、保健師さんに家庭での様子(言葉の理解、発語、言動、行動など)を確認されると

特に引っかかることはなく安心しました。

 

・個人差がまだまだ激しい時期なので、できないことをひとつひとつ気にしなくて大丈夫ですよ。

そこには専門知識を持ったプロの集団がおられるので、家での様子を話せばだいたいのことは把握してくれるはずです。

 

昔は、発育・発達不全や病気を早く発見すること、そして栄養状態のチェックが中心となってましたが

近年では、「お母さん(保護者)の子育てのサポート」を非常に重要視している都道府県・市区町村も多くなってきています。

子育てに対しての不安の解消方法や育児アドバイスなど、それぞれのご家庭の赤ちゃんに合わせて

ご相談ができることがいいですよね。

 

私は、この1歳半健診の時に聞きたい事項を紙にまとめて持っていきました。

しょうもないことでも、おもいきって質問をし的確なアドバイスをいただくと、とても安心できて

心のつっかえが取れたみたいに、スッと明るい気持ちになれて、また子育て頑張ろう!という気持ちになれました。

 

 

ちなみに…。
1歳半だと、早い子ではもうイヤイヤ期がきてるんじゃないでしょうか。

うちは2歳前でイヤイヤ期がきました。

毎日毎日、着替えるのもお風呂入るのも「イヤ!」で、怒ってばかりでした^^;

そんなイヤイヤ期の参考になるように…と記事をまとめてみました!

まとめ

1歳半健診は、専門知識のある方に子どもの心と体の成長を確認してもらい

そして、お母さん(保護者)のサポートを行う大切な機会でもあります。

 

子どもがちゃんと言葉や物事を理解しているか?1人でちゃんと歩けるか?など、たくさんの診査項目があり

なかには、それらの項目のひとつでもできなかったりすると、不安に感じてしまうお母さんもおられるかもしれません。

ですけど、健診を受けることによって、現在の子どもの状況を正確に把握することができます。

そして、悩んでいたことや迷っていたことなどに対して、的確に対応する方法や

これからの育児への工夫につながっていくことを教えてもらえます。

 

早い段階から子どもに合った環境を用意するには、専門知識のある方の意見などはとても重要になってきます。

この1歳半健診を受けることによって、現在の子どもの様子や状況などをより深く知れる機会が得られるのです。

1歳半健診では、とてもたくさんの診査項目があります。

いつも家では何の問題もなくできていることが、いつもとは違う状況や雰囲気に驚いて

泣いてしまう子どもも少なくはありません。

それに、当日の子どもの体調や機嫌でちゃんとできない場合もあるので、あせらずに

その場合は、日常の子どもの様子をお医者さんや保健師さんに伝えるようにしましょう。

 

1歳半健診は、学生の受験や試験のように当日きちんとできるか!ということが問題なのではありません。

普段はきちんとできているか!が非常に重要になってきます。

もし健診の時にできなかったとしても、普段の様子をお医者さんや保健師さんに伝えることが重要な判断材料になります。

お医者さんや保健師さんはプロです。

できていなかったことをあまり気にせずに、余裕を持って子どもを見守ってあげられるといいですよね。

 

当たり前のことですが、子どもの身体の発育や発達は1人1人の発達度合いには個人差がありますので

できるだけ過度に心配しないようにできたらいいですね。

おすすめの記事