
鼻が詰まって赤ちゃんが寝苦しそう。
ミルクも鼻が詰まって飲みにくそうで…早くなんとかしてあげたいですよね。
鼻が詰まったら窒息しないか、病院に行くべきなのか…ママの不安は絶えないと思います。
今回はそんな赤ちゃんの鼻づまりの対処法をご紹介します。
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赤ちゃんは鼻づまりになりやすい?
元々、赤ちゃんは大人よりも鼻腔が小さく、鼻が詰まりやすいです。
また、赤ちゃんには鼻毛がないため、鼻の中を守ってくれるものがなく、敏感で少しの刺激でも鼻水が出るようになっています。
鼻腔が狭いので鼻水が出るとズーズーと音が出て苦しそうに感じますが、赤ちゃんが元気そうなら心配いりません。
赤ちゃんは1~2か月ころは鼻づまりが多く起こりますが、生後3か月くらいからだんだんと解消してきます。
私も心配で産婦人科の先生に「赤ちゃんの鼻が詰まっていて心配なんです」と聞きましたが
「鼻水で窒息することはまずないからそんな心配しなくていいよ」と軽い調子で言われました。
まぁ考えてみたら口でも息できますもんね…。
ですので、この時期の鼻水は基本的に病院に行く必要はありません。
ただ、赤ちゃんがぐったりしていたりおっぱいやミルクを飲まない場合は一度病院に連れて行ったほうがいいかもしれません。
鼻水が「黄色」「緑色」の場合は細菌やウイルスが原因かも
鼻水がサラサラとしていたり透明の場合は心配いりませんが、黄色や緑色になっていたら細菌またはウイルスに感染している可能性があります。
熱があったり、おっぱいやミルクを飲まない場合は、風邪が原因になっていることが多いため、水分補給に気をつけながら病院に行きましょう。
また熱が出ていない状態でも、あとから発熱する可能性があるため、早めに病院に相談しておく方が安心ですよ。
ちなみに鼻づまりの症状が出ていて風邪の可能性が高い場合、病院は小児科よりも耳鼻科がオススメです。
鼻水も吸引してくれますし、赤ちゃんは中耳炎になりやすいので、そういったところもキチンと診察してくれます。
吐いたり、身体に疾患がでたり、ゼイゼイと苦しそうな呼吸をするなどといった症状は耳鼻科は専門外な場合が多いので、その時は小児科に行ったほうがいいでしょう。
鼻づまりの対処法
病院に行くまでもないけれど、それでも赤ちゃんが呼吸しずらそうだと見ていてツライですよね。
素人がムリに鼻水を吸引しようとするのは危険ですが、赤ちゃんが少しでもラクになるために有効な対処法をご紹介します。
上体を起こす
身体を横にした状態では鼻詰まりになりやすいので、少しでも気道の通りをよくしてあげましょう。
クッションなどを背中に敷いてあげてください。ただし、顎を引くような姿勢は気道を狭めてしまいますので、
首の後ろに丸めたタオルを敷き、顎が上を向くような体制を作ってあげれば気道を確保しやすくなりますよ。
部屋を加湿する
空気が乾燥すると鼻づまりになりやすい傾向にあるようです。
冬場はとくに加湿器をしっかりつけましょう。湿度60%程度の加湿を保てることが理想です。
ただ、冬場とはいえ部屋を閉め切った状態にすると空気がこもり、ほこりやカビがはえる原因になるので、部屋の換気は忘れずに。
カビはアレルギー性鼻炎の原因になります。アレルギー性鼻炎になると慢性の鼻づまりになってしまうのでご注意を。
綿棒やこよりでこしょこしょ
さらさらの鼻水の場合、清潔なガーゼを準備して、優しく拭き取ってあげましょう。
ガーゼは少し濡らせておくと、肌を傷つけずに拭き取ることができます。
新生児の赤ちゃんは、細い綿棒で優しく拭き取る方法もおすすめですよ。
綿棒を使う場合は、鼻の奥まで綿棒を突っ込まないように注意してください。鼻の中を傷つけてしまう可能性があります。
綿棒がちょっと怖い場合はティッシュをこよりにしてお風呂あがりに拭き取る方法もあります。
蒸しタオルを鼻にあてて保温する
濡らしたタオルをレンジで少しチン!すれば暖か蒸しタオルの出来上がりです。
鼻の穴がふさがれないように鼻筋に当てて保温してあげてください。
温められた鼻くそがデロン!と出てくるのでティッシュで拭いてあげればスッキリするはず。蒸しタオルの蒸気を鼻から吸引させることも効果的です。
ただ、毎回清潔なタオルを使ってあげてください。タオルの雑菌を鼻から吸収してしまう…なんて可能性もあります。
吸引グッズを使用する
昔はお母さんが赤ちゃんの鼻水を口で吸ってあげればいいなんてよく言われていましたが、絶対しないでください!
そんなことしたら、もし赤ちゃんが細菌に感染していたらその鼻水を吸ってお母さんにも感染してしまいます。
最近の赤ちゃん用の鼻水吸引グッズは、なかなかの優れものです。
お母さんも赤ちゃんも安全かつ衛生的に、詰まった鼻水を吸い出してあげることができます。
ただ、必ず毎回、使用後の洗浄と消毒を入念に行い、衛生的に使用することを忘れないでください。面倒だからと前回使ったままの状態で使うと…雑菌や細菌にまみれたグッズで吸引することになってしまいます。
まとめ
- 生後3か月ころまでの鼻づまりは基本的に病院にいかなくてOK!
- 鼻水が黄色・緑色の場合は耳鼻科へGO!
- 鼻づまりの対処法は色々ありますが、蒸しタオルを鼻にあてる→それでもだめなら吸引グッズを使うが一番効果的かも。
赤ちゃんはまだ鼻の粘膜が弱く、少しの刺激でも鼻づまりを起こしてしまいます。
鼻づまりは成長の過程でだんだんと解消されていくものなので、焦らずに見守っていてあげてくださいね。