
こんにちは!2歳の女の子ママのASAKOです。
そして、現在2人目妊娠中でもあります。
私は娘を出産するときに、出産に40時間かかりました…^^;
途中で陣痛が弱くなってしまったので、陣痛促進剤をうってもらい、無事出産することができました。
今回はそんな経験も交えて「陣痛促進剤の費用」をご紹介したいと思います。
私の40時間の奮闘記はこちらの記事でぜひ見てやってください… = =;
Contents
陣痛促進剤って?
陣痛促進剤(じんつうそくしんざい)はその名の通り「陣痛」を「促進」する薬です。
子宮収縮を促して、陣痛を引き起こし、赤ちゃんを外に出しやすくします。
陣痛促進剤には、「オキシトシン」と「プロスタグランジン」の2種類の薬が使われます。
同時に投与されるということは基本的にはなく、どちらかを使って効果がなければ、数時間置いてからもう一方の薬を投与することはあります。
オキシトシン
点滴で投与され、自然陣痛に近いかたちで子宮収縮を促します。
効果には個人差が大きく、投与しても陣痛が起きないこともあります。
プロスタグランジン
点滴と内服薬の2通りの方法があります。
内服薬のほうが手軽に思えますが、血中濃度をコントロールしにくいというデメリットもあります。
オキシトシンに比べて陣痛を引き起こしやすいため、効果の個人差が少ないという特徴があります。
しかし、オキシトシンと違い、プロスタグランジンは喘息や緑内障などがある方は使用できないお薬です。
陣痛促進剤を使うタイミングってどんな時?
出産予定日を過ぎた時
出産予定日は40週ですよね。
それから2週間を過ぎた、妊娠42週になると一気に胎盤の機能が低下し、羊水も減って、赤ちゃんが危険な状態になります。
ですので妊娠42週が近づいてくると、陣痛促進剤をうって、誘発分娩をします。
42週ピッタリに打つこともありますし、2~3日前にうつこともあります。
ここら辺は病院のお医者さんの判断によつかもです。
微弱陣痛のとき
陣痛が自然にきたものの、子宮口の開きが遅くて微弱陣痛と判断された、または、お産時間が長引いて母子の体力が持ちそうにないときに、ママと赤ちゃんの様子を見ながら、陣痛促進剤を投与されます。
私の場合も、まさにこれでした。
陣痛にあまりに時間をかけすぎると、一番チカラを使う、分娩の時に体力がなくなって危険になるんですよね。
赤ちゃんの向きを修正してあげる時
赤ちゃんは普通、ママの骨盤の中を上手に回転しながら産まれてきます。
しかし、中には顎を引きそこなったり、逆を向いてしまう赤ちゃんがいます。
すると、骨盤の形と赤ちゃんの頭の形が合わずに、お産が進みにくくなります。
微弱陣痛の時に起こりやすいので、陣痛促進剤で陣痛を強めてあげることで、赤ちゃんが軌道修正して上手に回れるようになることがあります。
破水したのに赤ちゃんが産まれないとき
破水すると、赤ちゃんが菌に感染しやすくなります。
ですので、破水後48時間以内に産まれるほうが良いとされています。
このため、破水してから1日は自然に陣痛がくるのを待ちますが、陣痛がこない場合は促進剤をうって誘発します。
子宮内感染がある、ママの妊娠高血圧症候群など
子宮内に菌が感染すると、赤ちゃんに影響がでます。
また、ママが妊娠高血圧で状態が急に悪化した、などの場合は、早くお産をしなければママも赤ちゃんも命の危険にさらされます。
このような場合は、週数がまだ早くても陣痛促進剤をうってお産をすることがあります。
和痛分娩のとき
麻酔をかけていますので、陣痛が弱くなりがち。
そのため、陣痛促進剤を投与します。
陣痛促進剤を使うと費用はいくらプラスされるの?
陣痛促進剤の費用は、投与量や病院によっても多少かわってきますが、一般的に目安は1万円以上です。
薬がなかなか効かず、投与量が多くなるとそれだけ費用も高くなります。
経腟分娩は基本的に自費診療なので、微弱陣痛以外の理由で陣痛促進剤を投与した場合、自費になります。
誘発分娩でも自費です。
ですので、ほとんどの場合が自腹…ということですね。
医療保健が適用されるかどうかですが、医療保険は、どんな病気なら保険金を出す、というのが会社によって様々です。
また、入っている特約などの契約状況によっても変わってきます。
自分の入っている保険会社に連絡し、保険がおりるかどうか聞いてみましょう。
陣痛促進剤はやっぱり痛い?
陣痛促進剤を打った先輩ママから「促進剤をうつと急に痛くなるよ~」と言われていました。
陣痛促進剤は、ムリヤリ子宮を収縮させるため、急に痛みが強くなる可能性はあります。
ただし、そもそも陣痛や分娩の痛みには個人差があるので、促進剤を使ったほうが痛い!使わないほうが痛くない!とは一概には言えません。
そもそも、促進剤を使うタイミングは微弱陣痛で陣痛を促進しなければいけなとき、とかですから。
微弱陣痛で陣痛を促進しなければならないときは、確かに陣痛促進剤で痛みは強くなりますよね。
陣痛促進剤を打っても、痛みの強さはそう変わらないと思います。
なぜなら陣痛には「これくらいの強さが適切」という痛みの範囲があるんです。
それより弱くても(微弱陣痛)、強くても(過強陣痛)お産はうまく進みません。
陣痛促進剤をうっても効かないことがある?
ほとんどの場合は、陣痛促進剤を打つと、お産が進みます。
ただし、中には促進剤をうっても効果がないケースというのもあります。
例えば、ママの骨盤が狭く、赤ちゃんの頭が大きくて、うまく通り抜けられない「児頭骨盤不均衡」や、陣痛がきたけれど何らかの理由でお産が進まなくなった「分娩停止」などがあります。
1~2日効果がないくらいであれば、また次の日の朝からトライします。
しかし、何日やってもまったく効果がない場合や、お産が途中で止まってしまい、どうにも進まない場合は緊急帝王切開での分娩になります。
陣痛促進剤を使ったときのリスクは?
陣痛促進剤を使うリスクとして一番怖いのが、陣痛が強くなりすぎる「過強陣痛」です。
これは最悪の場合、子宮破裂を起こすことがあります。
子宮破裂を起こすと、お腹の中で大量に出血を起こします。
それだけでなく、赤ちゃんは脳性まひになってしますか、命を落とすことが大半です。
陣痛促進剤を使用するとき、病院側は、必ずごく少量から始めます。
その後、様子をみて少しずつ量を増やして調節していきます。
また、必ず分娩監視装置をつけ、子宮収縮が強くなりすぎていないか、収縮の間隔は適正か、赤ちゃんの心拍は落ちていないかを、助産師さんが定期的にチェックし続けてくれます。
便利な陣痛促進剤ですが、それゆえにリスクも大きいものです。
ですので、たいていの病院はギリギリまで陣痛促進剤の投与はせず、様子をみるところが多いです。
出産にかかる費用
陣痛促進剤にかかる費用はOKですね?
では、他には出産にはどんな費用が必要なんでしょうか。
出産時にかかる費用は、出産の方法や産院の種類などによってかなり異なります。
自然分娩の場合
一般的に、自然分娩の費用は40~80万円程度といわれています。
健康保険が適用されないため、入院費などもすべて自費となります。
42万円の「出産育児一時金」が入ってくるため、そのお金でまかなえる場合がほとんど。
アンケートの結果では、プラス8万円ほど支払っている人が多いようですよ!
ですので、合計50万円が出産費用として一般的、ということですね。
夜間や休日は費用が少しプラスされたり、陣痛促進剤でプラスされたりと、あとから何かとプラスされる費用が多いのが出産ですものね…。
帝王切開分娩の場合
帝王切開分娩は、健康保険が適用される医療行為です。
地域や医療機関の違いに関係なく、緊急帝王切開は22万2,000円。
あらかじめ予定して行われる選択帝王切開は20万1,400円となります。
健康保険の適用により自己負担は3割となりますが帝王切開分娩は、自然分娩より入院期間が長くなる傾向にあるため、自己負担の総額は40万~100万円程度になります。
病院によって費用は変わる!?
病院の規模やサービスによって、費用は大きく異なります。
以下の順で費用が高いと考えたほうがいいでしょう。
【高額】個人病院 > 総合病院 > 大学病院 > 助産院 【低額】
個人病院
個人病院が高いのは、個室の設備や食事のサービスなどが充実している病院が多いからです。
入院中、個室で静かに過ごし、食事も3食おやつ付きで病院専属のシェフが作ってくれる、なんてのも多いです。
産後のヨガ教室を開いてくれる病院もあるとか。
設備やサービスがいい代わりに高い、それが個人病院ですね。
総合病院・大学病院
総合病院・大学病院は、場合によっては大部屋になったり、ご飯も…まぁ普通だったり。
しかし、出産一時金の42万でまかなえる病院も多いです。
助産院
助産院は、病院と比べて費用が低めに設定されています。
ただし、助産院では医療行為が認められていません。
自然分娩をとりあげるのはできますが、帝王切開分娩や会陰切開など、助産院で対応できない状況になった場合には、提携している総合病院や大学病院へ転院する可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか?
陣痛促進剤の費用は目安として1万円ほどです。
また、陣痛促進剤は、出産時になって突然使うことが決まるケースが多い薬。
出産のときに焦らないよう、お医者さんに前もって確認しておくといいですよ!