オムツかぶれとは、オムツが当たる部分のお肌が赤くなっていたり

ひどくなると炎症をおこしたりと、乳児湿疹の中でも一番頻繁におきる赤ちゃんの肌トラブルのことです。

 

赤ちゃんにとっても、おしりが真っ赤になってヒリヒリと痛むため、その痛々しさから早く治してあげたいけれど

できるならば、ステロイドなどの強い薬は使いたくないですよね。

 

うちの子たちも、頻繁にオムツかぶれをおこしてて、その度に早く治してあげたいけれど

赤ちゃんの柔らかいお肌に負担がないものはないのか?と医師や薬剤師にいろいろと相談をしていました。

 

ここでは、赤ちゃんの柔らかいお肌を守りながら、頻繁におきるオムツかぶれを事前に予防して

そして、オムツかぶれになってしまった時には、できるだけ早く治すことができる方法をご紹介していきます。

 

オムツかぶれにはワセリンが一番効く!?というお話をよく耳にするかと思いますので

今回は、このワセリンを使ったオムツかぶれの対策の方法をまとめてみました。

ですが、ワセリンは間違った塗り方をしてしまうと、逆にオムツかぶれを悪化させてしまう危険性もあるので

十分な注意が必要なことも覚えておいてくださいね。

 

 

赤ちゃんのオムツかぶれって何?

オムツかぶれは、赤ちゃんに頻繁におこるお肌の炎症の症状のことです。

別名で「オムツ皮膚炎」とも呼ばれており、約8割の赤ちゃんがこのオムツかぶれを経験します。

 

おしり全体や、お股の付け根部分、太もも部分など、オムツ全体やオムツのギャザーに当たる部分の皮膚が赤くなったり

あれたり、小さいブツブツができたり、熱をもったりして、ひどくなると皮膚がただれてきてヒリヒリと痛みます。

アトピー性皮膚炎や皮膚カンジダ症とは違って、オムツが当たる部分の皮膚だけに症状が出るのが特徴となっています。

 

オムツかぶれは、かゆみやひどくなるとヒリヒリとした痛みを伴うので

おしりを拭いたときやお風呂に入って洗っている時に、赤ちゃんがギャン泣きしてしまうことがよくあります。

 

でも、汚れているお肌をキレイにしないと余計に悪化してしまうかも?と思うと力が入ってしまいますし

でも、ギャン泣きしているわが子にこれ以上の痛い思いをさせたくないと思う気持ちも強くありますし

本当に、ママにとっても心が痛いですよね…。

 

 

オムツかぶれの原因

オムツの中は高温多湿になるので、赤ちゃんのおしり周りの皮膚は

ふやけやすくなり、非常に傷つきやすい弱い状態になってきてしまいます。

この弱ってきた皮膚にオムツがあたることによって生じる傷が、オムツかぶれの原因のひとつになります。

 

その他にも、気候、赤ちゃんの肌質やそのときの体調、オムツの種類などによっても

オムツかぶれの原因のひとつになります。

また、オムツ替えの回数が少なかったり、下痢が続いていたりするときも

オムツかぶれの原因のひとつになります。

 

そして、下記のような要因が傷ついた皮膚に刺激を与えることによって

どんどんと炎症は悪化していってしまいます。

 

 

おしっこに含まれるアンモニアが原因

おしっこをしているのに、長時間オムツを替えないで放っておくと

おしっこに含まれるアンモニアが原因でオムツかぶれになってしまいます。

 

うんちに含まれる酵素が原因

うんちは大腸菌などの細菌が多いので、赤ちゃんのお肌に与えるダメージが非常に大きいものなんです。

赤ちゃんのうんちは、大人に比べると1日の回数も多くて水っぽいものなので、オムツの中が高温多湿になりがちです。

 

下痢が原因

特に、水っぽくてゆるゆるしたうんち(下痢)の場合は、ゴシゴシと拭きがちなので

拭きすぎてオムツかぶれになることが多いです。

 

おしりふきでゴシゴシ拭いている時の刺激が原因

オムツ替えの時に汚れが残ったら不衛生なので、おしりふきでゴシゴシと

何回も拭いてしまっている人も非常に多いことかと思います。

赤ちゃんのお肌は、非常に薄くてデリケートなものなので

お肌を強くゴシゴシとこすることによって、赤ちゃんのお肌に強い刺激を与えてしまって

炎症をおこしてしまう原因にもなります。

 

オムツの中が高温多湿状態が長く続くことが原因

赤ちゃんは、新陳代謝が非常にいいので大人以上に汗をかくものです。

特に夏場は、湿度が高くなるのでオムツの中がすぐに蒸れがちになります。

蒸れてふやけた皮膚は刺激にとっても弱いので、おしっこやうんちの刺激をより受けてしまいがちです。

夏場はなるべく、オムツ交換の回数を増やしてあげるのがいいかもしれませんね。

 

オムツのサイズが合わなくて皮膚に食い込んでいることが原因

オムツのサイズや種類が合わなくて、オムツかぶれをおこしてしまうこともよくあります。

オムツは、通気性がよいものの方がいいので、成長に合わせて

必ずサイズ変更をしてあげるのがいいかもしれませんね。

かといって、大きい(ゆるい)ずぎるとモレの原因にもなるので注意してくださいね。

 

あせもが原因

あせもの主な原因は、水分と熱による湿気です。

汗が皮膚の上にたまって、蒸発できない場合におこるのです。

こまめなオムツ交換や過度な厚着に気を付けて、常にお肌をドライに保つようにしてあげましょう。

あせもがひどい場合は、これ以上悪化させないためにもかかりつけ医に相談することをオススメします。

 

 

オムツかぶれの予防方法・対処方法

オムツかぶれは、ほとんどの赤ちゃんに非常によくある症状です。

オムツかぶれの予防方法や対処方法をまとめてみました。

 

・うんち、おしっこをしたらすぐにオムツを交換するように心がけましょう(頻繁に交換しましょう)

・うんちの後は、すばやくきれいに拭きとって必要以上にお肌をゴシゴシと強くこすり過ぎないように注意しましょう

・下痢をしているときは、オムツの交換の頻度を増やしましょう

・常にオムツはジャストサイズを使用して、着ける時はきつ過ぎずゆる過ぎず、通気性に気を付けて空気が通るようにしましょう

・おしり拭きはなるべく使わずに、水で洗い流すか水をつけた厚めのガーゼでさっと拭き取るのがいいでしょう

・オムツかぶれの予防のために、お風呂上りの清潔な状態の時にワセリンや軟膏を幹部に薄く塗布しましょう

・できるときは、オムツをとって外のカラっとした空気に触れさせましょう

・赤ちゃんの毎日の食事内容やねんねしている環境など、オムツかぶれの原因となるようなものがないかどうかを考えてみましょう

・何日間も治らなかったり、水ぶくれや膿疱が出てきたりした場合は、早めに医師に相談することをオススメします

 

 

オムツかぶれにワセリンが効くってホント?

オムツかぶれは、肌をゴシゴシとこすらないようにすることだけではなくて

事前に「おしりを保護する」ということも大事です。

とにかく、赤ちゃんの柔らかいお肌に直接うんちやおしっこがつかないようにすることが大事なんです。

 

ワセリンの特徴は、透明のローションやクリームなどの保湿剤(赤ちゃんのお肌を保護する力が弱い)

と異なって、内部に浸透せずに皮膚表面に留まってくれます。

皮膚表面に皮脂膜を作って覆うことによって、水分の蒸発を防いでオムツかぶれの外的刺激からお肌を保護してくれます。

こうしたワセリンの特徴が、オムツかぶれの予防や改善に大変効果があるといわれています。

ですので、蒸れることが多いお尻やお股部分には、ワセリンを塗って事前に保護をするのが一番いいでしょう。

 

ワセリンは、赤ちゃんのおしっこやうんちから発生するアンモニアや

おむつの摩擦などから、お肌を保護してくれる働きがあります。

 

ですが、ワセリンはあくまでもお肌を保護するためのものであって

炎症を抑える薬ではないので、その辺り十分に注意してください。

抗炎症作用もなく、薬としての効能はないのです。

 

軽いオムツかぶれであれば、ワセリンは効果がありますが、重症なオムツかぶれを治すことはできませんので

重症化しそうな場合は、早めに医師に相談することをオススメします。

重症化しているオムツかぶれに対しては、ワセリンを塗り続けるというよりも

皮膚科・病院で的確な薬を処方してもらう方が早くよくなります。

 

あとはオムツかぶれによく似た症状に、菌の感染が原因の「皮膚カンジダ症」があります。

治療するには、皮膚科・病院で抗真菌剤を処方してもらう必要があります。

ワセリンでは治療が見込めないので、皮膚カンジダ症だと疑われる場合は早めに受診しましょう。

 

そもそもワセリンとは、石油を精製したミネラルオイル(鉱物油)のことを言います。

原料が石油だと聞くと、赤ちゃんの柔らかいお肌に使っていいものなのか?と

ワセリンの安全性が心配になるママたちも非常に多いことかと思います。

ワセリンの中でも、精度が低いものですと不純物が含まれていたり、酸化防腐剤が入っている商品は

赤ちゃんの柔らかいお肌に合わないこともあります。

そして、合わないものを長期間使っていると逆に炎症を起こす危険性もあります。

 

その中でも白色のワセリンは、純度が高く不純物を取り除いているので、オムツかぶれにも安心して使うことができます。

あとはやはり、赤ちゃん用のワセリンもオススメです。

 

 

オムツかぶれのワセリンの正しい塗り方ってあるの?

赤ちゃんのオムツかぶれにワセリンを塗るときは、下記の手順で塗っていきましょう。

 

1おしりとお股を清潔に洗う

まず始めに、うんちやおしっこをキレイにふき取ってお尻とお股を清潔にしましょう。

下痢を繰り返している時やうんちがこびりついて取りにくいときは、ぬるま湯で洗い流しましょう。

おしりふきで無理にゴシゴシと強くこすってしまうと、悪化させる原因にもなります。

 

2.拭いたあと・洗ったあとは乾燥させる

なるべく、市販のおしり拭きは使わずに水で湿らせたガーゼや水で洗い流しましょう。

おしりやお股が湿った状態のままオムツを付けてしまうと、より蒸れやすくなってしまいます。

オムツをつける前に、少し時間をあけて外気にさらして十分に乾燥させることが重要です。

 

3.ワセリンを塗る

おしりやお股がしっかりと乾燥したことを確認してから、オムツが当たる部分にワセリンを塗りましょう。

ワセリンは、薄く塗ることをオススメします。

すりこむようにこすって塗るのではなくて、ポンポンと患部にのせるようにしましょう。

厚く塗ってしまうと、そこにワセリンの熱がこもってしまって逆効果になります。

ワセリンを塗りすぎたと思った時は、ティッシュやガーゼで軽く拭き取ってくださいね。

 

4.オムツをつける

十分に、おしりゃお股が乾燥してからオムツをつけるようにしましょう。

 

オムツかぶれにワセリンを使わない方がいいときってあるの?

オムツかぶれの防止などには、ワセリンはとても頼りになりますけれど

皮膚の状態によっては、使わない方が良いときもあります。

ワセリンを自己の判断で使用し続けると、返ってオムツかぶれを重症化させてしまうことになりかねませんので

オムツ替えやお風呂の時に、常に赤ちゃんのお肌の状態をよく観察するようにしてくださいね。

 

 

炎症が悪化している時

オムツかぶれの症状が重症化しているときは、ワセリンで悪化を防ぐのは難しいです。

特に、下記のような症状が出ている場合は、ステロイドが入った軟膏での治療が必要となりますので

小児科や皮膚科、産院などを早めに受診するようにしてください。

・びらん

・紅斑(こうはん)

丘疹(きゅうしん)

 

 

オムツかぶれで病院へ行った方がいいときの目安になる症状とは?

オムツかぶれになったとき、どんな症状が出てきたら病院へ行けばいいのか?

そのタイミングは非常に悩むものですよね。

正解は、肛門やお股の周りが赤くただれていたら、すぐに病院へ行くべきだと言われています。

オムツかぶれは肛門の周りやお股の周りが赤くなり熱を持つことが多いのですが

おしり全体に赤みが広がってしまった場合も、すぐに病院へ行くことをオススメします。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

オムツを替える度に、ヒリヒリと熱を持った赤いお尻やお股を見るのは心がいたみますよね。

そうならないためにも、事前にワセリンを湿布してオムツかぶれを予防することが大事です。

 

こまめにオムツを取り替えるだけでも、オムツかぶれを防ぐことができるので

特に夏場は、頻繁に替えるように心掛けてあげてくださいね。

 

オムツかぶれを防ぐために大事なことは、とにかくゴシゴシと強くこすらない!ということと

日ごろからワセリンで皮膚を保護する!この2つが大事です。

またワセリンは、保湿効果があるのでお肌を保護してくれます。

おしりやお股だけでなくて、身体のいろいろな部分が乾燥しているときにも使えますので

ひとつ常備しておくと安心しますよね。

 

なにはともあれ、オムツかぶれに対しては、普段からこまめにオムツ替えをすることや

いつもお肌を清潔に保つことも大事です。

普段の赤ちゃんのお世話から、お肌の状態や症状をしっかりとチェックして

少しでも心配ことがあれば、重症化を防ぐためにも、早めに皮膚科や小児科や産院を受診することをオススメします。

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