どんなお箸を使えばいいの?
いきなり、大人と一緒の形をしたお箸で練習するのは難しいことでしょう。
最初は、補助機能付きのお箸を使って練習をするとスムーズに進められます。
なかでも人気があるのは、「エジソンのお箸」です。
リングが付いており、お箸での正しい指の位置を簡単に、そして正確に誘導してくれます。
正しくお箸が使えるように工夫がなされていて、お箸を使ったことのない子どもの場合でも
すぐに簡単に使うことができるようになっています。

出典元:楽天「エジソンのお箸」
鉛筆の持ち方と一緒で、お箸も正しい持ち方を身につけてもらいたいものですよね。
ですが、「お箸の正しい使い方をきちんと身につけてほしい!」という強い思いがある一方で
下記のことで悩んだりしていませんか?
・一体どのように練習をすればいいの?
・いつ練習すればいい?
・どうやって教えたらいいの?
・そもそも正しい持ち方ってどんな感じなの?
・何歳から教えたらいいの?
・うまくポイントやコツが教えられない
・何度も同じことで注意してしまって、子どもがイヤがってしまった
・なかなか上手に持てなくてイライラしてしまって、食事の時間が楽しくなくなった
・お箸にあきてしまって、すぐに手づかみで食べてしまう
・お箸に全く興味を示さない
などなど、悩ましいことがいっぱいですよね。
そこで今回は、正しくお箸が持てるように
・お箸の持ち方を練習させる時のポイントやコツ
などについてまとめてみました。
それでは、詳しくご紹介していきます。
Contents
お箸の正しい持ち方がきちんとできていても
いざ、子どもに教えるとしたらどんな風に伝えたらいいのでしょうか?
お箸の正しい持ち方とは…
・下のお箸は、薬指の指先をお箸にあてて固定して親指の付け根に挟むようにして持ちます。
・下のお箸は添える程度でしっかりと固定して、上のお箸(人差し指と中指)だけを
上下に動かして食べ物をはさんだり、つまんだりします。
これ、迷いますよね~。
あまり早すぎても、なかなか正しい持ち方ができなくてイライラしてしまい結局お箸を持つことをイヤがってしまうこともありますし
遅すぎても、周りのお友だちがみんな上手にお箸を使っているのを見ると
ついつい焦ってしまいますし、ホント難しいですよね。
ですので、正しいお箸の持ち方の練習を始める年齢には、特に決まりはありません。
自分の子どもの様子を常に観察しながら、スプーンやフォークなどからお箸へステップアップしても大丈夫かどうかのサインを見つけてあげるのがいいでしょう。
正しいお箸の持ち方の練習を始める時期のひとつの目安として、下記のようなサインがあれば練習を始めてあげるのがいいかもしれませんね。
ママやパパが使っているお箸をじっと見るようになったり、自分も同じようにお箸を使いたいと
自己主張をするようになったりしたら、何かしらお箸に興味を持ちはじめています。
やる気がでている今が練習を始めタイミングかもしれませんよ。
幼児によくある持ち方、スプーンやフォークを上から5本の指で握るという持ち方ではなくて
鉛筆を持つように3本の指で握って食事ができるようになれば、お箸の練習をスタートするのに
とてもいいタイミングかもしれません。
こちらも、鉛筆を上から5本の指で握るという持ち方ではなくて、3本の指できちんと持てて
なおかつ、筆圧が強くなってきたら、指にある程度の筋肉がついてきたということでもありますので
お箸を持つ力が身についてきたサインとも言えます。
ピースができるようになったら、指にある程度の筋肉がついてきたということでもありますので
お箸を持つ力が身についてきたサインとも言えます。
目安としては、2歳頃になると自我が芽生えてくる赤ちゃんがほとんどです。
なんでも自分でやりたがる時期ですので、それに合わせてお箸の練習も始めてみるのも
いいかもしれませんね。
ただ、この時期はイヤイヤ期でもあるので、無理強いはせずに楽しみながら練習ができるように
したいものですよね。
ほとんどの幼稚園や保育所では、年中から、もしくは年長からお箸の練習を始めるところが多いです。
お家のなかでは、なかなかうまくできなかったとしても
幼稚園や保育所で、周りのお友達がうまくお箸を使っていることが刺激になって
徐々にうまく使えるようになったりもします。
いきなり、大人と一緒の形をしたお箸で練習するのは難しいことでしょう。
最初は、補助機能付きのお箸を使って練習をするとスムーズに進められます。
なかでも人気があるのは、「エジソンのお箸」です。
リングが付いており、お箸での正しい指の位置を簡単に、そして正確に誘導してくれます。
正しくお箸が使えるように工夫がなされていて、お箸を使ったことのない子どもの場合でも
すぐに簡単に使うことができるようになっています。
出典元:楽天「エジソンのお箸」
うちの子ども達も、この「エジソンのお箸」を使用していました。
それぞれの指の位置を、簡単にそして正確に誘導してくれるので、この「エジソンのお箸」を使用していると
最終的には、普通のお箸でもうまく使用できるようになりました。
ただ、あまりにも使用しやすいお箸のため、普通のお箸に移行を始めた時に
猛抗議にあいました。(^^;)
「何で使いやすいこのお箸以外のお箸を使わないとあかんの~。(怒)」と
それはそれは、もう半端ない猛抗議でした。(^^;)(下の子だけですが…。)
「周りのお友だちは、ママやパパやお兄ちゃんと同じお箸を使えるようになってるよ~。」と
伝えて、仲の良いお友だちに一緒に食事をする時間をたくさん増やしてもらい
刺激して、やっとこさ、その猛抗議を取り下げてもらいましたが(苦笑)
いずれにせよ、親が思っている以上に、この「エジソンのお箸」は使用しやすいので
その辺り、要注意かもしれませんね…。(^^;)
自分の指の長さに合ったお箸を使用しないと(サイズが合っているお箸)
正しい持ち方ができないどころか、お箸をうまく使うことができません。
では、一体どのサイズのお箸がぴったりなのでしょうか?
年齢や身長別に詳しく見ていきましょう。
【お箸のサイズの選び方はコチラ】
・2歳以下(身長100cm以下)→お箸のサイズ(長さ)13cm
・3~4歳(身長100cm~110cm以下)→お箸のサイズ(長さ)14.5cm
・5~6歳(身長110cm~120cm以下)→お箸のサイズ(長さ)16cm
・7~9歳(身長120cm~130cm以下)→お箸のサイズ(長さ)18cm
あくまでも目安になっていますので、参考程度にしてくださいね。
子どもの手の大きさや使いやすさを重視して、一番合うサイズを選んであげてくださいね。
では、お箸のサイズ(長さ)は、どのようにして測るのでしょうか?
①まず、手を開いて親指と人差し指を離して広げます
②親指と人差し指の角度が90度になるようにする
③親指と人差し指の長さをそれぞれ測る
そして、この長さを基準にします。
つまり、指の間の長さを1.5倍にしたものが一番合うお箸のサイズ(長さ)になります。
お箸は長すぎても短すぎても使いづらいものです。
サイズが手に合っていないものを長時間使用していると、お箸を持つのに疲れてきて
お箸を持つことをイヤになるかもしれません。
そして、素材はできましたらプラスティック製ではなく木製がオススメです。
木製のお箸は、すべらなくて使いやすいです。
なんといっても、お箸の持ち方を子どもに教える時にはコミュニケーションが大切になってきます。
子どもがお箸に興味を示したら、その気持ちが冷めないうちに練習を始めてあげて
うまくお箸が使えた時は、しっかりと褒めてあげてくださいね。
あくまでも、子どもの「お箸を使ってみたい。」という気持ち、意欲があるときに練習を進めていくようにして
絶対にむりやり強制しないことが大切になってきます。
お箸をなかなかうまく使えないからといって、お箸からフォークやスプーンに戻してしまったり
正しい持ち方ができていないと、きつく叱っていたりしたら
子どものやる気を摘み取ってしまいかねません。
子どもの意欲をなくしてしまっては、元も子もないので
お箸をうまく使えなかったとしても、叱らずに時間を置いて再度チャレンジしてみてくださいね。
また、食事中にお箸をうまく使えなくてきつく叱ることを続けてしまうと
楽しみなはずの食事の時間が嫌いになってしまうケースもあります。
そうならないためにも、食事中に練習するのではなくて、できたら遊びの時間にオモチャを使ったり
食べ物ではなく、小さくカットしたスポンジをつかむ練習をしたりするなどして
楽しみながら、遊びの延長戦上という感覚で盛り上げてあげることが大切になってきます。
将来、子どもが大きくなった時に、正しくお箸を持つことができていないと
「キレイに食事ができない=マナーがなっていない」というレッテルをはられて困らないように
小さいうちから、楽しく練習をして、お箸の正しい持ち方を身につけさせてあげられるといいですね。
いかがでしたでしょうか?
お箸の正しい持ち方というのは、大人になってからきちんと直そうと思ってもなかなか難しいものですよね。
ですので、初めてお箸を持ち始める幼い時から、しっかりと練習することが大事になってきます。
当たり前ですが、いきなり大人と同じお箸を持たせてもきちんと持てないものなので
まずは、上記でご紹介したような「矯正箸」でしっかりと基本を身につけて練習し
頃合いを見て、大人と同じお箸に変えてあげるのがいいでしょう。
しかし、正しいお箸の持ち方を必死に伝えるがあまり
楽しいご飯の時間を台無しにしてしまうということにならないように
楽しみながら、そして子どもを励ましながら、長いスパンで考えて
ゆったりとした気持ちで、その子どものペースで練習していくことをオススメします。
何事も焦らないことが大事ですね♪